仮面ライダー響鬼 第四十一之巻 『目醒める師弟』 


さて、あれから1クール近く経ちましたが・・・・・・






あれからずっとだよ、響鬼のことを考えると胸がモヤモヤそわそわして落ち着かない。


結局、僕らが愛していた雰囲気・渋さはうやむやなままなんですが




2話毎に試行錯誤してるようにも見受けられる



でも、やっぱり原作者たるプロデューサーがいないのでは、元の姿に戻るのは不可能に近いんですね



ええそんなことは承知してるつもりです。



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最近の響鬼は良く話が転がります。


だから、見ているとよくこんなことを考える



「この展開にすることは番組開始当初から予定されていたのだろうか」


いくら企画責任者が交代したとて、大まかなプロットは引き継ぐのは当然のことでしょう?






魔化魍の存在が怪人的になってしまうことも、


少年がヒビキさんに弟子入りすることも、


あきらが鬼をあきらめることも、


そのために少々劇中が殺伐としてしまうのも、




みんな最初から予定されていたポイントである可能性もある。







だとすると、やはり見せ方のマズさが際立ってくるなぁ


回を重ねるごとに描写不足が著しくなっているとは思いませんか?



未知の魔化魍の出現に対して、下準備もメンバー揃えもせずに出発。


出発した次のカットにはもう駆けつけちゃってる。


やたらと装甲を多用するのは、まぁプロとして全力を出すのは当然ではあるからと言えますが


とりあえず装備も整わないまま響・威吹・轟の3人で殴りかかる
連絡を受けたらサポートもつけずに。そして援軍も呼ばずに敗退する


全く組織としての猛士は見えてこなくなりましたね


イシワリ君だけ優秀です



とにかく、《『猛士』という組織が『魔化魍』というイレギュラーを駆除して機能している》のではなく



出たなマカモー怪人め!仮面ライダーヒビキとその仲間が相手になるぞ!てやーっ



にしか見えなくなってきてるのが非常にマズーなワケだと思うのですよ。


響鬼響鬼たる部分とは何か?



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そして極めつけ
今回の弟子になる・やめる騒動


『鬼』とはなんなのか。どうあるべきなのか。



旧体制時にも、朱鬼の話のとき、敗れる音撃のときにもちゃんと積み重ねはしてきたはずです。


そういう大事な伏線というか、深層の部分というか


すっ飛ばしてないかい?




少年はまだ自分の本当の気持ちに少しだけ気づき始めただけ。
自分が鬼になるということがどういうことなのかにはまだ戸惑わなければいけないハズ。




もう一人の少年がこれまでに学んだことは「逃げない」こと。
鬼になることがなんなのか、なぜ鍛えるのか、塵ほどにも理解してないハズです。




あきらが鬼になることをやめた真意と、あきらが二人の少年に伝えたことは
ザンキさんと朱鬼の教えの対比と師の言葉の意味を理解したからなのか。
大きな積み重ねに対してあまりにあっけなさすぎる幕引きでは




ヒビキさんが言いたかったことはそういうことなのではないでしょうかね・・・・




最後のあきらの押しでそれらがうやむやになってしまったことで視聴者の引っかかりもうやむやにされちゃった




まぁ、このことも結論づけるにはまだ早い話数かもしれませんけど


以前の響鬼ならば、この弟子云々は最終回で決着つけたような気がする





オレの言ってること、的外れっすかねぇ








やっぱり、上の事例を見れば白倉、井上の作風と響鬼は合わないようにしか見えないわけで


白倉Pは細かい説明はすっとばしてエンターテイメント優先する。
井上脚本も同様で、キャラに口で説明させようとしない
世界観を描写させることには不向きすぎるコンビだよ。
若者の葛藤を描くと面白いのはいままででわかってるけど
響鬼のような大人と少年の話をやるとこんなヘンテコになっちゃうんだな








おお・・・ずいぶん長々と駄文書いたな



この時期、来年の新ライダー公式発表ももうすぐですね


すでにデザイン等はみんなに広まり、響鬼との別れを実感させます




こんなままで響鬼が終了してしまうのでは非常に気分が悪い。


これではカブト?だったかマルス?が始まって、面白かったとしても


自分が響鬼好きである限り胸にモヤモヤがずっと残る気がする





どうにかして肯定して、楽しんで最終回を迎えることはできないかしら・・・・・



せめて、きだ・大石両氏のうちどちらかでも復帰してもらえればあるいは







では、井上せんせー おたんじょうびおめでとうございます